亜日常を
助長したボラード揺らめいて歪を放射
不文律を透過した子供の絶笑は
明け方に似た静けさを突いて

書塊ひしめいて壁、壁、壁に溶けて
音狂住まわせたかね?かね?かね?頭に
死臭も醸すさ書塊、思考に夏
有機体めいて不協和音
些かに感じる背の熱が
ゆっくりゆっくり伝播する

印象的な司書の笑い
乖離して涼しげでいる
詩人の文字が窮屈に
書塊ひしめいて壁、壁、壁に溶けて
音狂住まわせたかね?かね?かね?頭に
死臭がしたのは書塊を見たからだ
生物を彷彿させている
些かに感じた季節感が
べっとりべっとり粘ついて

凶文学の思想で満たされた空間
ひしめいて夏、夏夏夏夏に溶けて
死臭も醸すさ書塊、毅然と待つ
有機体めいて不協和音
些かに感じる背の熱が
ゆっくりゆっくり伝播する

  • Grey Twitter Icon

© 2020 by nekodamashi records.